「ヨガ」の歴史と効果

ヨガとは

ヨガは古代インドで誕生した
およそ3000年の歴史をもつ「修行法」の一つです。
ヨガという単語はサンスクリット語で、
「結ぶ」「つなぐ」「統一」「縛る」といった意味をもっており、
英語ではYoga表記します。
また、日本語では「ヨガ」との表記が統一されているのではなく、
「ヨーガ」と表記されることも多くあります(このサイトでは、「ヨガ」と表記)。

 

ヨガの種類は、アーサナ(asana:姿勢)や
プラーナーヤーマ(呼吸法)を重視する「健康ヨガ」や、
瞑想による精神統一を重視する
「メンタルヨガ」と呼べるような流派のヨガなど、
実にさまざまです。
狭義には、ヨガは六派哲学のヨガ学派から始まった
宗教的な場面で修行の一環として行われていた心身の鍛錬法で、
『乱れた心を一点に結びつけることで、
神への結合を実現するための実践的なメソッド』と言えます。

 

ヨガにおいては、ヨガを訓練することで心のやすらぎを創り出すことが可能になり、
神ともいえるような最も素晴らしい自己を見い出すことができると考えるのです。
ヨガは、1966年に出版され国際的な
ベストセラーになった「ハタヨガの真髄:Light on Yoga」によって、
アメリカやヨーロッパを中心に世界的なヨガブームを引き起こしました。
特にアメリカでは1970年代にヒッピーを中心に「瞑想を行うヨガ」による第一次ヨガブームが起こり、
続いて1990年代には、ハリウッドセレブを中心に
「エクササイズとしてのヨガ」による第二次ヨガブームが起こりました。
なお、現在、ヨガ人口はアメリカで1800万人以上、
日本で200万人以上にも達していると言われます。
しかも、「これから習いたい・学びたいこと」についてのあるアンケート調査によると
ヨガが第3位になっており、ヨガ人気の高さを示しています。

 

 

ヨガの歴史

ヨガの発祥についての定説はありませんが、
紀元前3000年頃から紀元前1500年頃に
インダス川流域に栄えたインダス文明にその起源をもつと言われています。
世界遺産にも登録されているインダス文明における
最大級の都市遺跡であるパキスタンの「モヘンジョ・ダロ」からは、
坐法を組んで瞑想する神像やさまざまなアーサナ(ポーズ)をとる陶器製の像、
結跏趺坐(けっかふざ:瞑想する際の座法)する
アーサナが刻まれた印章などが発見されています。

 

ヨガという「言葉」が使用されている最も古い書物は、
紀元前800年〜紀元前500年の古ウパニシャッド初期に著された
「タイッティリーヤ・ウパニシャッド」です。
ウパニシャッドとは、
サンスクリット語(古代インドで使われた標準的文章語で、
知識階級の言語。現在も学会などでは使われることもある)
で書かれた一連の書物のことで、「奥義書」と訳されるのが一般的です。
400年頃には、ヨガの経典ともいわれるヨガ思想や指針が記載された
「ヨガ・スートラ」と呼ばれる基本文献がパタンジャリの編集によって誕生しました。
1600年頃には、古典的なヨガに加えて、
本格的な瞑想に入るための心身の技法を体系化した「ハタヨガ」が完成しました。
このハタヨガの体系化によって、世界中にヨガが広まっていったのです。
1920年代になると、インドのカイヴァルヤダーマ・ヨガ研究所では、
ヨガの科学的な研究が開始されます。

 

また、インド中央政府は、
8校の「ヨガと自然療法医科大学」を設立するとともに
30校を超える大学に「ヨガ学科」を開設しました。
こうしたインドにおけるヨガへの科学的なアプローチが1970年代、
1990年代の特にアメリカを中心にした欧米でのヨガブーム、
2000年代に入ってからの日本におけるヨガブームへとつながっていったのです。

 

 

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