ヨガの目的

ヨガの目的

ヨガのことを「健康法やダイエットのための一つのエクササイズ」、
と思っている人は多いのではないでしょうか。

 

ネット上に数多く紹介されているとおり、
確かにヨガは柔軟性を高めたり健康を促進したりするだけではなく、
大きなエクササイズ効果やダイエット効果があります。

 

しかし、それらの効果はヨガを行う上で得られるいわば副産物とも言うべきものであり、
ヨガにおける最終的な目的ではありません。

 

 

 

ヨガの経典と言われるヨガ・スートラによれば、
ヨガの最終目的は「サマディ:心のはたらきを止滅する」ということです。

 

人間は、それまで積み重ねてきた
「潜在印象(サンスカーラ:潜在意識に残った印象)」
によってものごとを見たり判断したりしています。

 

言い換えれば、
言動や生き方はその人の潜在印象によって支配されているということになります。

 

ヨガの世界においては、
この潜在印象によって人はものごとをありのままに見ることができず、
それが不幸や苦しみの根源になっていると考えるのです。

 

そこで、心を止滅させたサマディの状態を作り出すことができれば、
「潜在印象」とそれに影響を受ける「心」とを切り離して客観的に観察することができ、
そのことでものごとの正しい姿を見ることができるととともに
正しい判断と行動に結び付けられます。

 

その結果、不幸や苦しみの根源を断つことができるということなのです。

 

サマディ(心の止滅)は、瞑想を習得することで可能になります。

 

実践するのは難しいことですが、
正しい方法で一所懸命ヨガに取り組むことで
次第にできるようになります。

 

これが、ヨガを行う最終目的なのです。